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ふとした時に「もし、この子達が歩けるとしたら」って考える。

もし「障がい」がなく産まれてきていたら、今の僕は絶対にない。
介護の仕事もしていないし、浄水器だって作っていない。

正直言うと、子供が生まれるまで自然、健康、エコ、平和、想いやりなど
世の中の素晴らしいとされる感情や考え方には無縁だった。

そんなことより、どうやれば金持ちになれるか?
何売れば儲かるか?みたいなことばっかり考えていた。

昔から自然は好きだったけど、それを「守ろう」とかいう発想すらなかった。
「平和」?そんなことより競うこと、争うことを楽しんでいた。
健康?そんなの知るかって感じ。
子供が生まれる前までタバコも吸ってたしお酒も飲んでた。
それが体に悪いなんて考えたこともない。

そんなことは若い僕にはどうでもいいこと。

27歳の時、長男が生まれた。
1歳を過ぎた頃に、足に障がいがあることがわかった。

29歳の時、次男誕生。
退院時に長男と同じように障がいがあると伝えられた。

人生でショックを受けたのは2度目、1度目は17の時に兄貴が白血病で亡くなった時。

長男に障がいがあると聞かされた時は全く実感もなく「そのうち歩けるよ」って楽観的だった。
でも次男には「歩けない兄貴を助けてくれよ」という大きな期待があった。

それが、まさか「この子まで・・・・・」

涙が勝手に流れるって経験ありますか?

悲しいから、辛いから、悔しいからという感情の後に来るもんだと思っていたけどその時は違ってた。
突然出始めたかと思うと止まらなくなって自分でも制御不能だった。
我に返って自分を落ち着かせてなんとか止まったけど。

この時、僕の心を大きく動かした。
ガツンと殴られたような衝撃だった。

それまで人生を適当に生きてきた。

何も考えず、誰のことも考えず、自分さえよければいい、そんな自分。
今考えると「ほんと適当な奴」だと思う。

この子達が僕に人生の生き方を教えてくれた。

僕が持っていなかった「考え方」や「想い」などを教える為に僕のところにやってきてくれた。
僕の人生を真面目な方へ更生させるかのように。

これまでの20年で僕は変わったと思う。

昔の僕を知る人間は「偽善」とか「偽り」とさえ言うかもしれない。言われても仕方が無い。
でも、そんなことどうでもいい。

今の僕は、今の僕なんだし。

人は必ず変われる。

今でも立派ではないし、適当な面もあるかもしれないけど(多分ない)必死に生きています。
大きなことが出来る器じゃないけど、少しでも環境の為になり、人の為になり、子供達の為になれば嬉しい。

今、僕はこんな想いで仕事しています。